ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2013年3月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

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2013年3月号 新宿フロントタワー

『不動産フォーラム21』2013年3月号表紙

新宿駅から青梅街道を西へ進み、超高層ビル群の終わる辺り。新宿フロントタワーが建っているこの辺りがかつて、木造2階建ての家屋が密集する、いわゆる木密地域であったことを思い出すのはもはや難しい。
木密地域のご多分に漏れず、この辺り──北新宿地区も狭隘な道路に細分化された狭小敷地がへばりつき、老朽化した木造家屋が肩を寄せ合うといった、防災上の問題を抱える典型的な要再開発地区だった。しかしながら、あまりに密集度合いが高いので、民間による組合施行の第一種市街地再開発事業では困難と目され、東京都による第二種事業として施行されたほどだ。
そのように公共が主導した地区ではあるが、4つの街区のうち第1街区では民間企業のノウハウを活用するために、特定建築者制度※)が導入されている。新宿フロントスクエアと呼ばれるこの街区(面積約1.44ha)には、事務所・商業用高層ビル「新宿フロントタワー」と、分譲マンション「ザ・パークハウス新宿タワー」の2つの建物が建つ。街区内に設けられた、緑あふれる約4,700㎡もの広場は、この辺りのオアシス的存在となっている。東隣に建つのは2012年9月号で紹介した新宿グランドタワーだ。
白の垂直性が際立つ外観の新宿フロントタワーは、1・2階が店舗、3階がクリニックモール、4〜35階までがオフィスという構成になっているが、特徴的なのは4階の新事業創造フロアだ。ベンチャー企業等の育成を支援するという。

新宿フロントタワー

Map

Block Plan

物件名称 : 新宿フロントタワー
所  在 : 東京都新宿区北新宿二丁目21番1号
用  途 : 事務所、店舗、駐車場
竣  工 : 平成23年5月
敷地面積 : 約9,328㎡(全体)
延床面積 : 約93,997㎡(全体)
高  さ : 約163m
階  数 : 地上35階、地下2 階
建 築 主: 三菱地所、平和不動産
設  計 : 三菱地所設計、鹿島建設

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント  執行役員 事業企画統括部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※特定建築者制度 : 市街地再開発事業において施行者に代わり建築させることができる制度。市街地再開発事業の施設建築物の建築は、施行者自らが行うことが原則となっているが、施行者の負担を軽減すると同時に、民間業者等のノウハウの積極活用による再開発事業の円滑化を図る趣旨から、昭和55年の都市再開発法改正により導入された。導入当初は、施設建築物の全てが保留床のみからなる施設建築物についてのみ認められていたが、平成11年度の同法の改正により、権利床を含む建設建築物(すべてが権利床のみからなるものを除く)についても、活用することができるようになった。

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