ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2016年2月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

2016年1月号 2016年2月号 2016年3月号 2016年4月号
       他の年の「今月の表紙」は…

※当サイトでのご紹介は2016年4月号分をもって終了します。2016年5月号分からは、不動産流通推進センターの「フォローアッププログラム」サイト(「都市開発Watching」)でご覧いただけます(「フォローアッププログラム」サイトはメールアドレスを登録するだけでご利用になれます)。

 『不動産フォーラム21』最新号の内容は…
  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2016年2月号 豊洲フォレシア

『不動産フォーラム21』2016年2月号表紙

近年目覚ましい発展を遂げている豊洲駅周辺地区は、これまでのような都市機能集積だけでなく、ビジネスセンターとしても注目されるエリアになってきている。その一端を担っているのが豊洲2・3丁目地区の再開発である。
「豊洲フロント」と「豊洲キュービックガーデン」に引き続き、街区中央に竣工したのが、この「豊洲フォレシア」である。その名の通り豊富な緑に囲まれた建物は、約44%の緑化率が確保されている。緑化以外にも、環境への配慮として外気や自然光の採り入れを行うヴォイド空間※)を設けたり、国内大型オフィスビルでは初の試みとなるリチウムイオン電池を用いた電力需要のピークカットに取り組んでいる。
またすでに竣工している2棟は外壁にガラスや石、金属を採用することで豊洲らしい洗練された雰囲気をまとっているが、ここでは対照的に、温かみのあるテラコッタタイルを採用することで街並みに豊かな表情を創り出している。さらに、各街区の境界を取り払うことで豊かな木々が自然に繋がっていくようなランドスケープデザインとなっており、3街区全体の統一感を生み出している。
近年、豊洲に増加しているファミリーには、街の一角に佇むこの小さな森の柔らかな表情が似つかわしいだろう。次々と開発の進む住みたい街「豊洲」において、積極的な環境共生への取り組みを行っただけでなく、親しみやすい住環境の形成を図った豊洲フォレシアは、このエリアにおける今後のオフィスビルのモデルになりうるのではないだろうか。

豊洲フォレシア

Map

Block Plan

所  在 : 東京都江東区豊洲3丁目2番24号
主要用途 : 事務所、店舗、駐車場
竣  工 : 2014年7月
敷地面積 : 約16,242㎡
延床面積 : 約101,502㎡
高  さ : 約71.7m
階  数 : 地上16階、地下2階
建 築 主 : IHI、豊洲三丁目開発特定目的会社
設  計 : 三菱地所設計

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント  執行役員 事業コンサルティング本部副本部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)ヴォイド空間 : ヴォイド(void)は、空間、空所を意味する英語。建築では意図してつくられた構造物が何も存在しない空間をいい、吹き抜けがこれに当たる。

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