ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2016年1月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

2016年1月号 2016年2月号 2016年3月号 2016年4月号
       他の年の「今月の表紙」は…

※当サイトでのご紹介は2016年4月号分をもって終了します。2016年5月号分からは、不動産流通推進センターの「フォローアッププログラム」サイト(「都市開発Watching」)でご覧いただけます(「フォローアッププログラム」サイトはメールアドレスを登録するだけでご利用になれます)。

 『不動産フォーラム21』最新号の内容は…
  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2016年1月号 としまエコミューゼタウン

『不動産フォーラム21』2016年1月号表紙

豊島区は、2014年に日本創成会議より東京23区の中で唯一、消滅可能性都市※)と宣告された。その豊島区肝いりのプロジェクトとして池袋にお目見えしたのが、「としまエコミューゼタウン」である。
同区では長らく新庁舎の建設が懸案となっていたが、本地区東側の環状5の1号線「明治バイパス」が事業化されたことなどから、本地区での再開発の機運が高まり、従前あった旧日出小学校・旧南池袋児童館の地権者として、再開発事業に区が参加し低層部に権利床を得て庁舎が入居することで解決を図った。低層部に公共施設である区庁舎、高層部に民間分譲マンションという組み合わせは日本国内で初めてである。
ひときわ異彩を放っているのは、低層部の外装「エコヴェール」である。緑化、太陽光、再生木ルーバー、ガラス等様々な素材のパネルで構成される装置が、「自然と建物の共存」という本地区のテーマを具現化している。
また、「エコミューゼ」の名は都市化する以前の豊島の植生を再現するという意味を込めたというが、9階の屋上部には「豊島の森」として、単なる屋上緑化にとどまらず、武蔵野の雑木林や草花も再現され、小川まで流れる空間となっている。
さらには、建物の中央に「エコヴォイド」と呼ばれるアトリウムが配されており、トップライトから明るい外光が差し込む祝祭的な空間は、低層部の自然換気を促し、環境負荷の低減も図っているという。

としまエコミューゼタウン

Before

After

所  在 : 東京都豊島区南池袋二丁目45番
主要用途 : 住宅、庁舎、店舗、事務所、駐車場
竣  工 : 2015年3月
敷地面積 : 約8,324㎡
延床面積 : 約94,681㎡
高  さ : 約189m
階  数 : 地上49階、地下3階
建 築 主 : 南池袋二丁目A地区市街地再開発組合
設  計 : 日本設計

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント  執行役員 事業コンサルティング本部副本部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)消滅可能性都市 : 民間有識者でつくる日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)が2014年5月に発表した考え方。少子化や人口移動に歯止めがかからず、将来消滅する可能性がある自治体(20〜39歳の女性の数が、2010年から40年にかけて5割以下に減少すると予想される自治体)を指す。全国の市区町村の約半分にあたる896自治体が指定された。

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