ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2015年9月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

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2015年9月号 品川シーズンテラス

『不動産フォーラム21』2015年9月号表紙

品川駅は、東海道新幹線の発着や国際化が進む羽田空港への良好なアクセスなど、首都圏においてきわめて重要な交通結節点となっている。 さらにリニア新幹線やJR山手線の新駅も予定されており、東京の新たな玄関口として注目が集まっている。
そんな品川駅周辺エリアにオープンした「品川シーズンテラス」は、東京都下水道局の芝浦水再生センターのリニューアルに伴う下水処理施設の上部空間を活用した官民連携プロジェクトである。
敷地は立体都市計画により下水道施設の範囲を立体的に定め、人工地盤として築造した。人工地盤上の広場(約3.5ha)は、東京都と民間事業者で区分された範囲を各々整備・管理しているが、視覚的にも機能的にも一体感がある。
建物は、下水熱エネルギーの空調熱源利用、太陽光採光システムによる自然採光、大風量外気冷房や太陽光発電など、最新の環境配慮技術を採用することで、環境負荷軽減と室内環境快適化を両立している。東京都建築物環境計画書制度ではほぼ全ての評価項目で最高段階を達成しており、CASBEE 2014 Sクラスの認証取得も予定している。
また、建物エネルギー管理システム(BEM)の導入によるエネルギー使用量の可視化や、霧や光などを媒体とした自然環境の可視化などに注力している。こういった可視化された環境の体験は、来館者に低炭素社会の実現を促すことだろう。
品川シーズンテラスは、新たな国際ビジネスの拠点にふさわしい、環境性能とBCP※)の両立という時代の要請に応え得る「環境配慮型オフィス ビル」である。

Map

Block Plan

物件名称 : 品川シーズンテラス
所  在 : 東京都港区港南1-2-70
主要用途 : 事務所、飲食店、物販店舗、下水処理施設
竣  工 : 平成27年2月
敷地面積 : 約49,547㎡
延床面積 : 約205,900㎡
高  さ : 約151m
階  数 : 地下1階・地上32階
建築主 : 東京都下水道局、NTT都市開発、大成建設、ヒューリック、東京都市開発
設  計 : NTTファシリティーズ、大成建設、NTT都市開発、日本水工設計

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント  執行役員 事業コンサルティング本部副本部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※BCP : BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと。(中小企業庁ウェブサイトより)

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