ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2015年7月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

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  ((公財)不動産流通推進センターのウェブサイトへ)

2015年7月号 新宿東宝ビル

『不動産フォーラム21』2015年7月号表紙

新宿・歌舞伎町にゴジラが出現した。1984年に映画「ゴジラ」で新宿の街を蹂躙し、91年には「ゴジラVSキングギドラ」で当時完成したばかりの東京都庁舎を破壊して以来、三度目の襲来である。
ゴジラの歌舞伎町出現の系譜を辿ると、東京の戦災復興で名を馳せた都市計画家・石川栄耀と当時の町会長・鈴木喜兵衛に行き着く。戦後焼け野原となったこの地を、彼らは「広場を中心として芸能施設を集め、新東京の最健全な家庭センターにする」として、特徴的な街区空間を形成させた。歌舞伎町の町名は石川の発案によるものだ。1956年には新宿コマ劇場などが完成し、彼らの企図した街が概成する。
その後、我が国の高度経済成長とともに、世界的にも有数の歓楽街として発展し隆盛を誇った。しかし、新風営法の施行やバブル崩壊により、かつての勢いはなくなり、2008年に新宿コマ劇場が閉館すると、いよいよ街は空洞化した。
その跡地開発である当ビルでは当然、国際都市「SHINJUKU」にふさわしい新たな賑わいの起爆装置が期待された。それに応えたのは、低層階の都内最大級のシネマコンプレックス、高層階の970室のホテルが入る光のタワー、そしてそれらの境目となる地上40mの屋上広場から顔を出すゴジラである。
地元新宿区では、誰もが安心して楽しめる「エンターテイメントシティ歌舞伎町」の実現に向けて「歌舞伎町ルネッサンス※)」の一環として、ゴジラを区民と認めて特別住民票(3,000枚限定)を交付するなど、官民一体となって賑わい形成に努めている。

Map

Block Plan

物件名称 : 新宿東宝ビル
所  在 : 東京都新宿区歌舞伎町1丁目19番1
主要用途 : 店舗、遊技場、シネマ、ホテル、駐車場
竣  工 : 平成27年3月
敷地面積 : 約 5,591㎡
延床面積 : 約54,735㎡
高  さ : 約130m
階  数 : 地下1階・地上30階・塔屋2階
建 築 主 : 東宝株式会社
設  計 : 竹中工務店

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント  執行役員 事業コンサルティング本部副本部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※歌舞伎町ルネッサンス : 新宿区、地元商店街振興組合、町会、民間企業、警察や消防等の関係行政機関、NPO、ボランティア等が一体となって推進している、歌舞伎町を誰もが安心して楽しめるまちに再生する取り組み。健全な大衆文化・娯楽の企画、制作、発表の場「エンターテイメントシティ歌舞伎町」の実現に向けて、歌舞伎町ルネッサンス推進協議会の提言の下、クリーン作戦(安全・安心対策と環境美化)、地域活性化(新たな文化の創造・発信と賑わいづくり)、まちづくり(快適で魅力あふれるまちづくり)、喜兵衛〜歌舞伎町タウン・マネージメント(まちづくりの担い手誘致とプロジェクトの総合調整)の4つのプロジェクトを総合的に展開している。

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