ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2014年3月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

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2014年3月号 オーク表参道

『不動産フォーラム21』2014年3月号表紙

ここ数年、BIM(ビルディングインフォメーションモデル)を導入した建物が相次いで竣工している。BIMとは、意匠のみならず、設備、構造、コスト等あらゆる情報を付加できる3次元モデリング技術のことである。
BIMは、建築業界において大きな期待を担う技術である。その期待とは、情報の一元化による合意形成の迅速化や、品質の確保、また、着工前の施工検討による設計施工間で生じる齟齬の解消、などである。BIMは、いわば、高度に分業化された昨今の設計プロセスの在り方に対して一石を投じるものであり、画期的な設計プロセスの手法といえる。
「オーク表参道」は、このBIMを、大林組が設計施工一貫でフル活用した処女作となる建物であり、多くの最新技術の導入に成功している。それは、ファサードを制震装置として活用する「フラマスダンパーシステム(HMS)※)」、ランニングコストを55%削減する照明器具「エコルミLED」、建設時排出CO2を80%低減する「クリーンクリート」、次世代オフィス天井システム「O-GRID」などであり、多くの関係者が三次元モデル上で議論を重ねることができたからこそ問題なく実現できたという。なかでも、新規開発のHMSは、業界内でも大きな注目を集める技術だ。
表参道の繁華の道標的存在であった「ハナエ・モリビル(丹下健三設計)」の建替えとあって、大きな注目を浴びていた「オーク表参道」は、最新の手法により最高の技術が結集した価値ある存在として、今度は建築業界の未来を照らす道標となりそうだ。

オーク表参道

Map

Block Plan

所在 : 東京都港区北青山3- 6- 1
用途 : 事務所、物販店舗、飲食店舗、駐車場
竣工 :  平成25年3月
敷地面積 : 2,538.96㎡
延床面積 : 13,930.99㎡
高さ : 45.60m
階数 : 地下2階、地上9階、塔屋1階
建築主 : 大林不動産
設計 : 大林組
ファサード設計 : 丹下都市建築設計所

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント  執行役員 事業企画室長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)フラマスダンパーシステム(HMS) : 建物外周に取り付ける壁面緑化や太陽電池、外装材などを利用して、建物の耐震性能を向上させる制振システム。大林組が開発したシステムで、壁面に設置するものを高減衰ゴムを介して水平方向に動くように取り付け、揺れを打ち消す「おもり」として働かせることで耐震性能を向上させる。

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