ホーム > 『不動産フォーラム21』 今月の表紙(2011年4月号)
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『不動産フォーラム21』 今月の表紙

(公財)不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター)編集・発行(発売:(株)大成出版社)の月刊誌『不動産フォーラム21』では、2009年1月号より、表紙及び表紙裏において、特徴のある都市開発プロジェクトを取り上げています。ここでは、その内容を転載するとともに、写真の別カットなども加えてご紹介します。

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2011年4月号 たまプラーザテラス(たまプラーザ駅)

『不動産フォーラム21』2011年4月号表紙

多摩田園都市は、東京急行電鉄が半世紀以上にわたって鉄道と沿線の街を一体開発してきた東京の西南近郊、約5,000haの区域である。
たまプラーザ駅周辺はその多摩田園都市の中心にあって、洒落た駅名と住民の所得の高さから、かつてはテレビドラマの舞台になるなど隆盛を誇っていたが、開業後35年を過ぎた1990年代前半から乗降客が頭打ちとなり、相前後して駅の再開発が企図された。
しかし、駅周辺の街区は住居系用途地域に指定されていたため、再開発の核となる商業施設を建てられなかった。また、閑静な住環境を求めて住み着いた周辺住民からは、すぐに賛同を得られたわけではなかった。そこで、地権者と街の将来を話し合う連絡協議会を結成し意見調整を図りながら、市西北部の地域拠点の形成を求める横浜市と連携し、02年に「たまプラーザ駅周辺地区計画※)」の決定、用途地域の変更を実現した。この間実に16年を費やしている。
駅のコンコースを人工地盤で拡張し、駅を取り囲むように一体化したたまプラーザテラスは、駅改札口から3層に抑えており、床面積も指定容積率400%に対し300%程度にとどめ、低層低密度のこの街に溶け込んでいる。約140店舗が入居し、休日のみならず平日も多くの人で賑わっている商業施設ばかりでなく、駅の乗降客数もその後順調に伸びている。

たまプラーザテラス(たまプラーザ駅)

map

bloc plan

物件名称 : たまプラーザテラス
用  途 : 店舗、駅、スポーツ施設、駐車場ほか
所  在 : 横浜市青葉区美しが丘一丁目他
竣  工 : ゲートプラザ平成22年9月
        サウスプラザ平成19年1月
敷地面積 : ゲートプラザ30,970㎡
        サウスプラザ6,740㎡
延床面積 : ゲートプラザ87,872㎡
        サウスプラザ24,657㎡
階  数 : ゲートプラザ地下3階、地上3階、塔屋1階
        サウスプラザ地下1階、地上5階、塔屋1階
高  さ : ゲートプラザ31m
        サウスプラザ20m
建築主 : 東京急行電鉄
設  計:東急設計コンサルタント

写真・図版・文 大場雅仁
㈱東急設計コンサルタント 土木設計本部開発企画部長
(技術士・土地区画整理士・再開発プランナー)

※)地区計画 : 都市計画区域において、ある一定のまとまりを持った「地区」を対象に、その地区の実情に合ったよりきめ細かい規制を行う制度として、「地区計画等」が設けられている(都市計画法第12条の4第1項)。指定された用途地域の規制の強化あるいは緩和により、各街区の整備及び保全を図ることができる。「地区計画等」には、「地区計画」のほか、「防災街区整備地区計画」「歴史的風致維持向上地区計画」「沿道地区計画」「集落地区計画」がある。

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